ZOZOTOWN(ゾゾタウン)

■頭脳生活ライブラリ

■新着記事

  1. 【定期預金】強いのはどこか
  2. ショッピング&オークション
  3. ホームページ作成支援
  4. スルガ銀行ANA支店
  5. 新生銀行
  6. amazon
  7. 楽天市場
  8. ジャパンネット銀行
  9. イーバンク銀行
  10. 喜ばれる贈り物

格安航空券検索

往路搭乗日
時刻
出発地
到着地
復路搭乗日
時刻
出発地
到着地
ホームトピックス>痴漢冤罪という国家暴力の恐怖

痴漢冤罪という国家暴力の恐怖

いったい誰に運命を握られてしまうのか?
おすすめ
ぼくは痴漢じゃない!icon
 痴漢対策の一環として全国的な広まりを見せている鉄道会社の女性専用車両。是非や評価は分かれるものの、女性の間では評判は上々のようだ。しかし、痴漢被害の一方で決して無視することのできない問題が「痴漢冤罪」。痴漢も立派な性犯罪。ならば、最近議論されている「性犯罪歴ある者の居所を把握する是非」も踏まえて議論しなければ、もはや男は簡単に社会から抹殺されかねない事態が。

痴漢冤罪

痴漢冤罪とは、痴漢をしていないにも関わらず痴漢をしたと疑われたり、実際に性犯罪者として処罰されてしまうことです。もっとも、痴漢の事実がないなら毅然とした態度で臨めば良さそうなものですが、実は警察に誤認逮捕を認めさせるということは真犯人を探し出すこと以上に困難です。

一言で痴漢冤罪といっても真実は結局のところ誰にも分かりません。ひょっとしたら単に痴漢と間違われただけかもしれませんし、被害を訴える人の勘違いや思い過ごしかもしれません。もしかしたら意図的に仕掛けられた罠だということも全くないとは言えません。どのような理由であれ、唯一の証拠が「痴漢被害者の一方的な証言だけ」ということも珍しくないのが痴漢冤罪の特徴といえます。

痴漢冤罪の恐ろしさ

本当に痴漢をしたのなら別ですが、身に覚えのないことで罪を着せられてしまったら人生の何もかもが狂いだしてしまいます。痴漢はごく日常的に使われる言葉ですが、その事件性の重みは私たちが考えている以上に重いものです。本当に無実の人が痴漢(性犯罪者)として罪を着せられると、まさに社会から抹殺されるに等しい扱いを受けることになります。

しかも、痴漢冤罪は誰にでも起こり得る問題と認識する必要がありそうです。ただ近くに立っていただけとか携帯電話の使用を注意しただけという人が「この人、痴漢です!」といわれて逮捕収監されてしまう事件が実際に起こっているからです。ここまで極端な例に遭遇しないまでも、悪意ある人に腕をつかまれ、「この人、痴漢です!」と叫ばれたら最後なのです。

満員電車の中で、もしも「痴漢!」と言いがかりを付けられてしまったら当然,、流れとしては取り押さえられることになります。いずれ鉄道警察によって身柄を拘束され警察へ引き渡されることになりますが、これは性犯罪捜査の初動において大変重要な意味があり、もはやこの時点で無実を証明することは不可能となります。それどころか、痴漢容疑の現行犯で逮捕されてしまうのですから非常に厄介です。

警察署へ移送されると、今度は取り調べが待っています。無実であれば当然、無実を主張するしかありませんが、警察は鉄道警察から身柄を引き渡された“事実”が後ろ盾となっているため、徹底的に事実を追求して自白を迫ります。自白も何も、嘘の供述はできるわけがありませんから、大抵は無実を主張し続けることになります。

これがどういう事態を招くか。つまり、取り調べ段階で無実を主張し続けるということは、警察側から見れば単純明快に「反省の色なし」ということに。既に鉄道警察(または駅員)から身柄を引き渡された“事実”に基づいた根拠ある取り調べである以上は仕方のないことです。仮に嘘でも痴漢行為を認める供述を行えば「自白事件」として処理され、その後短期間で釈放されることになりますが、もしも否認し続ければ「否認事件」として処理され、そのまま留置場に拘留されることになります。残念ながら、これ以外の選択肢はありません。

自白事件として処理された場合は起訴こそ免れるものの、これから先の人生は性犯罪者という非常に重いレッテルを背負うことになります。そして、被害者に対して不本意にも“加害者”として示談に臨まなければならず、理不尽極まりない高額な示談金を支払ってまで無実の罪を負わなければならなくなるでしょう。

逆に否認事件となった場合はほぼ確実に起訴されることになり、あろうことか性犯罪事件として審理されることになるのです。その前提は「反省の色なし」であることがそもそもの流れの“原点”になってしまっているため、裁判官の心証は極めて良くないといったところでしょう。しかも、いくら無実を主張したところで主張を聞き入れてくれることは殆どなく、一方的に有罪にされてしまうのが実態なのです。

中には悪意ある輩も

もともと痴漢行為は発覚しにくい“場所”で起こるため、決定的な証拠を押さえることはなおさら困難だといえます。これは「証拠主義」で審理する日本の司法制度において、被害者が圧倒的に不利であることを意味しています。こうした事情から被害者の証言も証拠として採用するのが性犯罪審理の特徴ともいえますが、実はこれが痴漢冤罪を招く致命的欠陥であることも事実です。

被害者の一方的な主張だけで審理の流れがほぼ決まってしまうなら、この点を利用した意図的な罠を仕掛ける輩が出てきても不思議はありません。現実問題として、長期間にわたって拘留された挙句、起訴されて実刑まで受けるとなると精神的にも経済的にも全ての面で実害は計り知れないものとなります。そういう意味では“自白”による比較的軽い処分で釈放された方がいくらか気が楽かもしれませんし、事実“自白”によって無実の罪を背負う人もいます。

無実であっても処罰を受ければ社会的には性犯罪者に変わりなく、もはや被害者からの要求を否応なしに受け入れざるを得ない状況に陥ることもあります。悪意ある輩はまさにこうした事情に目を付けて、まんまと示談金を手に入れるのが目的といえるでしょう。

もし逮捕されたら

全く身に覚えがないにも関わらず不運にも痴漢容疑で逮捕されてしまったら、当番弁護士の派遣を要請してください。弁護士事務所の連絡先が分からなくても、警察官へ「当番弁護士を呼んでくれ」と言えば警察署から弁護士会へ派遣要請の連絡が行き、当日の当番弁護士が接見に駆けつけてくれることになっています。そして、とにかく取り調べ時に自白を迫られても決して自白をしないこと(言い方を換えれば“国家暴力に屈しないこと”)。これが重要なのです。

当番弁護士という制度は、捜査(取り調べ)段階で国選弁護人を付けることが許されていない日本の刑事捜査の現場において、被疑者の人権を不当に侵害されないためや冤罪を招きやすい制度的欠陥を補完する目的で弁護士会がボランティアで行っている制度です。いずれは捜査段階でも国選弁護人を国費で付けられる時代がやってくるでしょうが、残念ながら現在はまだ制度化されていないため、いわば応急処置的な対応ともいえます。もし弁護士費用を払えるだけの持ち合わせがなかったとしても、初回の接見に限っては費用を負担する必要がありませんので安心して要請してください。

偏った前提を改める余地はないのか

「痴漢は犯罪」というメッセージは誰に向けられたものか。そういう視点で考えれば、実に曖昧な表現だということがわかります。本来、いや本質的な問題として、痴漢の主体が何も男性とも女性とも限られないからです。全ての痴漢事件が何ら誤りなく正しく検挙できているのであれば、むしろこんな無意味な看板は必要ないのだとも考えられます。

一般的によくいわれることですが、物事は「法律で決められているからやってはいけない」のではなく、「やってはいけないから法律で決められている」のであって、法律はなにも弱者を護ることが目的ではないことも同時に意味しています。もっと噛み砕いていえば、特に刑法について考えれば法律を知っていようがいまいが、法律に反していればとにかく「犯罪」にあたるわけです。それでも痴漢をやってしまう人がいる。これは救いようがない事実なのでしょうか。

案外、私たちは重要な問題を見逃しているかもしれません。法律に反することは、たとえ法律の存在を知らなかったとしても罪を免れる理由にならないことは基本中の基本ですが、事実無根による「でっち上げ」の罪を平然と圧し着せてしまう悪意ある輩の問題まで含めた議論は、少なくとも公共レベルにおいては一切なされていないのが実情です。

もうちょっと具体的な例として仮に、痴漢被害を減らす取り組みの一貫として「痴漢は犯罪です!」というポスターを貼り出すことを考えてみます。もちろん、痴漢をしてしまう人を主体として考えているわけですから、被害者は全く悪意を持たない善良な市民ということになります。もし、女性が痴漢をして男性が被害者であっても、れっきとした犯罪として成立します。これはこれで正しいのです。

望まれるのはもうひとつ、「嘘は罪悪」という認識に他なりません。痴漢ばかりが「犯罪」として重く考えられがちですが、嘘の被害届けによって無実の罪を着せられた人は国家の暴力で何もかも失ってしまいます。このような冤罪被害者を平気で出す国家とあっては、もはや法治国家でもなんでもなくなってしまいます。できることなら、「痴漢は犯罪!嘘は罪悪!」と、法治国家の正しい姿勢を明示することが私たちの最低限の義務と考えるべきでしょう。

痴漢冤罪回避マニュアル
 かつて「痴漢冤罪回避マニュアル」なるものがネット上に出回っていましたが、現在は本家サイトはもとより転載サイトの当該記事もなかなかお目にかかれなくなりました。小心者の筆者の関心事でもある痴漢冤罪回避法については、改めて調査したいと思います。>>詳細はこちら